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放置すると危険な梅毒の症状と予防方法を解説します

2020年06月25日

梅毒は感染力が非常に強い性病のひとつで、梅毒トレポネーマという細菌に感染すると発症する病気です。梅毒トレポネーマは比較的弱い細菌で、人体を離れると短時間で感染力を失ってしまいます。そのため梅毒の主な感染経路は性交渉で、日常生活で他の人に病原体が伝染するケースはほとんどありません。ただし梅毒の感染力は非常に強く、性交渉の際に男性がコンドームを着用しても伝染してしまう恐れがあるので注意が必要です。

梅毒に感染すると、発症と無症状の潜伏期間を繰り返しながら何年もかけて病気が進行します。治療を受けずに放置し続けると、体にゴム状の腫瘍ができて顔の形が崩壊したり内臓や脳が侵されて最終的に死に至ります。

梅毒が恐ろしいのは、病原菌に感染して初期症状を発症しても痛みなどの自覚症状が出ないことです。発症すると感染部位の皮膚の表面にしこり(病変)が生じますが、痛みを感じることがないので気づかずに放置されるケースがほとんどです。病変部から膿が排出される場合があり、他の人が触れると感染する恐れがあります。感染部位の皮膚にできるしこりは放置しても自然に消失するので、この時点で病気に気づかずに他の人にうつしてしまうケースが少なくありません。

梅毒に感染して数ヶ月が経過すると、全身の皮膚に赤い発疹が出ます。赤い発疹はバラの花に似ていることから、バラ疹と呼ばれます。発疹ができても痛みや痒みなどの自覚症状はなく、放置しても発疹は自然に消失します。数年後に内臓や骨などに病変が生じたり、脳が侵されて認知症や運動機能障害を発症して死に至ります。

梅毒は感染後3年間は強い感染力を持つので、たった1回の性交でも感染してしまう場合があります。初期の段階(感染後3年以内)で病気に気づいて早期に治療を開始すれば飲み薬だけで完治させられますが、自覚症状が出にくいので発見が遅れてしまうケースも少なくありません。早期発見・早期治療のためには、定期的に検査を受けることが大切です。

梅毒は感染力が非常に強いので、男性がコンドームを着用しても予防することができません。感染を予防するためには、複数のパートナーと性交渉を避けることが大切です。特定のパートナーであったとしても、性病に感染している可能性が高い相手との性交渉を避けるべきです。都市部の性風俗店に従事する女性の間で梅毒患者が急増しているので、オーラルセックスを含めて性風俗店のサービスを利用しないことも感染予防に有効です。

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